残念ながら

長男はおばあちゃんの方に帰りました
残念ですが仕方ない 諦める事にしました
やるべきことは出来る限りやったし
強行手段できたので止められなかったし(私は熱で寝込んでたしw)
対応はたあくんがしてくれました(私の体を気遣ってくれてw)


土曜日病院に行くといったのに病院代を
受け取らず出かけたので
またおばあちゃんの所に行ったのは想像通りでした


「帰りたい帰りたい」といっていつかは強行手段で
おばあちゃんとおじいちゃんを家へ連れてきて
うちに来た時のように出て行くのも
解っていた事だったので驚きはしなかった


こうなるということは先週の月曜日にたあくんと俊と3人で話し合っていた
仕事の帰りに待ち合わせをして3人だけで話をして
今まで感じた事などを話し合いました


その結果、もう長男は実家に帰そうと私から話をしました


ただ火曜日、青少年の相談機関に相談をする予定があったので
その結果しだいでは帰すのは辞めようという事で話をしていたのですが・・・


火曜日午前にあっちのおばあちゃんと待ち合わせをして
家庭生活支援の相談機関を訪れ、
今までの生活のことなどをおばあちゃんにお話してもらいました


本人が帰りたいと主張してることについては
「あのこの言ってる事は全て鵜呑みにしてないし、信じられない
 でも帰りたい帰りたいと言っているのを無視したら
あとで責められたりするのは私らだ」と
こういう感じで自分達の結局は対面や立場を気にしてて
長男の事を心配してるわけではない事がはっきりと感じ取れたようです


父親のことを質問されるとかなり困っていました
『話せることがなにもない』からでしょう・・・
私たちやあの子に言っていたように「お金で解決してる」ことは
そりゃ相談員に言っても自分の立場を悪くするだけなのは解っていただろうし
「仕事が忙しくてあまり子供とは接していない」というのが精一杯でした


おばあちゃんは相談員からの質問で答えた以外は
今までのことを相談員に話したわけでなく
『自分がこうしてきたのに、ああしてきたのにあの子が心を閉ざしてるから・・・
私は一生懸命やってきてあげたのに・・・』という事ばかり話してました
私はただただ口を挟まず黙って聞いていました
おばあちゃんが用事があると途中でその場を離れた後


相談員が次に私に家庭環境などを質問してきました
長男が私に会話をしてくれた内容や生活のこと
長男の心境など解かる範囲で答えました
全て別に楽しくないということを本人が言っていると言う事
我が家に来たときのいきさつなどもそのままお話ししました


たあくんとの関係なども聞かれたので
「あの子には父親がいるのでやっぱり俊や栞とは違い距離を置くようにしています
出来るだけ一人の大人として接してもらうように話しています」


相談員がしばらく考えてから
「結論から申しましょう、
やっぱりあちらに帰してしまってはダメですね、
いくら本人が望んでいるとしても悪循環になってしまうでしょう
たあくんさんとの距離のとり方も問題はなさそうですし
このままそちらにいたほうが良いです」


「それとお母さんは覚悟を決められたほうが良いですね
お子さんをこれから育てなおしをしていかなくてはなりません
とにかく5年10年の長い時間を掛けないとどうにもならない事ですね
すぐに結果が出るという単純な問題ではないのです


これからはその子は無理に帰ろうとしたりするでしょうし
いろんな意味でこれからかなり大変になります
あちらの家には帰りたいといっても、拒否させないと全て無駄になってしまいますが」


「あっちのおばあちゃんは納得するでしょうか?」


「難しそうですね、お子さんのことというより自分のことを話してましたし
父親の立場を遮断させてますし、一筋縄ではいかない相手なのは解りました
お電話してもらえれば私からおばあちゃんには説明しますよ」


これからの生活上での注意点などを相談員に伺い
次回の相談日を決めてその場を後にしました
家に帰って俊とたあくんには相談員から言われた事を話して
もう一度あの子のために、みんなで頑張って行こうと話し合いました
時間を掛けて少しずつあの子を含めた家族を作り直そうと・・・


おばあちゃんには電話で相談員に電話するように話し
ひとまず家で預かったほうがいいことと
おばあちゃんとしての注意点などを簡単に説明し電話を切りました


まあそれでも結局は対面を守りたいために
相談員に言われた事を拒否し
あの子が本当に必要なことを、全て自分の家のために犠牲にしてしまったようです
それは本当に残念でなりません


俊についてはお兄ちゃんにクリスマスプレゼントを買いに出かけてて
長男が出てった時には家にいませんでした
帰ってきて話を聞いて大粒の涙をぼろぼろ流してました
手元には二度と渡す事のないクリスマスプレゼントだけが残りました
まあ俊には栞もわたしもたあくんもいるから
俊が受けた心の傷はみんなで協力して癒していこうと思います


あの子は今は多分優越感に浸ってる事でしょう
私たちを出し抜いたと思い込んでいることでしょう
まあ それはそれでいいと思います
そうすることで自分の位置を維持できると思っているのなら今はそれでいい


ただあっちの家に帰ることであの子が失ったのはとても大きい事に
今のあの子には気づく事はないでしょう
おばあちゃんおじいちゃんがこの世から去って
父親と二人になって初めて思い知る事になると思います


そうなってからでは、もう遅いんでしょうが…


ただただそうならないように これからあちらの家で
きちんとした対応をしてくれる事を心から願いつつ・・・


もう私たちはあの子を助ける事は出来ないので・・・