ピュアのままで…

もれっちのレベル上げをしてたことの話


別垢もれっちもテレポを覚えたら便利になるだろうと思い
白のレベル上げをすることになりました


以前、したらばで晒されてから
野良ではあまり会話をするのはやめていた私にとって
外人さんのとのレベル上げの方が
直会話もしなくてすむので気楽でした


その日も外人さんからレベル上げのTellを頂き、PTに入りました


カザムでほかの日本人と外人のPTメンバと合流し、
チョコボで外にでてヨアトルの狩場に向かいました
狩場に着いたときに
日本人のタルモンクさんがPTに入ってきました


外人さんとは英語で対応していました
英語も話せてすごいなと思っていた矢先
カザム前でゴブに追われて死んでしまいました


カザム前から離れたのがはじめてだと、照れながら話していました
会話をみてると初めて間もない冒険者だということはすぐにわかりました
白魔道士ということもあり「迎えに行きますね」といいカザム方面に戻りました
カザム前で辻レイズを貰っていた彼と合流しチョコボで狩場へ…


ヨアトルに付いたとき、彼ははじめてみる景色に
とても興奮したように話していました
見るものすべてに「すごいな〜!」「楽しいな〜」と…
ゴブに絡まれみんなでなんとか倒したとき
「すごく強い敵だったな〜でも倒せてよかった〜」


最初は黙っていた私もそんな彼に徐々につられて
PT会話をするようになりました


自分が新規の冒険者だった時のことを
ふと思い出しました


ラテの虹をはじめてみた時 消えるまでたたずんで眺めていた
レベル上げの最中にバタリアで見た粉雪にみんなが歓喜した
初めて飛空挺に乗ったときの空から見た景色


ヴァナデールのすばらしい景色に感動していたあの頃…


まだサポ取立てでソロでレベル上げしていた時にもらった
辻プロ辻ケアル…
涙が出るほどうれしかった…


きっといつか
私もそんな冒険者になって
後から入ってきた人に
きっと同じように助けてあげれたらいいな


そんなこと考えていた頃が私にもあったのに…


ただただ今の私は


お荷物になりたくない
強くなりたい
ひとりで何でもできるようになりたい


効率優先
晒されてから会話すらせず黙々とレベル上げをしていた
感動することなんてなくなっていった…


レベルが上がればあがるほど
強くなれば強くなるほど
いろんなことを知れば知るほど
そして覚えのない晒し
ヴァナの人たちをだんだん信じられなくなっていった


そして
大切な何かをどんどん失っていった


彼を見ていて
ふとそんな気持ちになりました


そして強くなっても今のままの彼でいてほしいと
心から願っていた


PT解散になり「カザムまで戻られるならお送りしますよ」と
青魔道士の日本人の方と3人一緒にカザムへ

 
 カザムまで連れてきてくれてありがとうございました〜


 いえいえ〜カザム近いから^^

 
 今日の外人さんお二人はとても上手な方でしたよね〜
 青魔道士同士で初めて組んだのですが
 自分もいろいろ勉強できてよかったです〜
 

なんだかんだカザムで3人でしばらく会話を交わしあいました
これから見て感じる世界がたくさんあることとか
いろんなことを3人で話していました


 あ〜あ、楽しい時間はすぐに過ぎちゃう〜もう寝ないと〜
 明日も仕事だしな〜休みだったらずっと話していたいのにな〜


 おお…では寝ないといけませんね
 あ、最後に…
 タルモンクさんのおかげで私も忘れかけた気持ちを思い出した気がします
 本当にありがとうございました
 タルモンクさん、今のままの気持ちのままで
 ヴァナライフ楽しんでくださいね

 
 えーwどういう意味なのかな〜
 こんな無知な冒険者のままでいいのかな〜
 
 
 いいんですよwボクも楽しかったです
 ヴァナの荒波にもまれても、今のままでいてください〜
 ボクも久しぶりに良いPTにめぐり合いました


「おつかれさま〜またどこかで〜」 
そういいながら3人で手を振り合い
私はタルモンクさんがログアウトしていく姿を見送りました


どうか
ピュアのままで…
そう願いたい


そしてまたいつか会った時に
昔の私を思い出させて下さい


戻れるなら
昔の頃の自分に戻りたい